『ワールド極限ミステリー』で放送されるトリカブト殺人事件の犯人神谷力。
彼は、3人の妻を毒殺したとされる人物です。
そんな凶悪犯である神谷力の現在が気になった方も多いかもしれません。
そこで本記事では、トリカブト殺人事件の概要と神谷力の現在について解説します。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- 神谷力の現在
- トリカブト殺人事件の概要
- 神谷力が妻を殺害した方法
【トリカブト事件】犯人神谷力は現在死亡している!
- 名前:神谷力(かみや ちから)
- 生年月日:1939年生まれ
- 最終学歴:仙台市立仙台高等学校卒
彼は、2012年11月に大阪医療刑務所で、病死しました。
メディアの報道では「病死」としか発表しておらず、詳しい死因は不明です。
神谷力が病死した年齢は73歳でした。
トリカブト事件の概要!
トリカブト殺人事件の概要をまとめました。
- 1986年5月19日:神谷力と妻の利佐子さん(当時33歳)は、旅行で沖縄を訪れていた。
- 1986年5月20日11時40分頃:神谷力が急用で大阪の自宅に帰宅。
- 1986年5月20日正午過ぎ:妻の利佐子さんの体調が悪化し、病院に搬送される。
- 1986年5月20日15時4分:妻の利佐子さんが死亡。
- 1986年5月:妻の死を知らされ、神谷力が沖縄に急遽駆け付ける。
- 1986年5月:妻の死因は「急性心筋梗塞」だと診断。
- 神谷力は妻の利佐子さんが亡くなる20日前に複数の生命保険を掛けていたことが発覚。
- 保険会社が控訴し、妻の死因が毒物による可能性があると証言した結果、神谷力は訴訟を取り下げ、保険金は受け取れませんでした。
- 1991年7月1日:5年前の妻の死が保険金目当ての殺人だった可能性が浮上し、警視庁は殺人と詐欺未遂で神谷力を逮捕。
- 神谷力は、神谷利佐子さんとは3度目の結婚で、3人の妻全員が不審な死を遂げていた事が判明。
- 神谷力が住んでいたアパートの畳からトリカブトの成分が検出される。
- 神谷力は、アリバイがあると主張。
- 大野曜吉さんが、トリカブトの毒とクサフグの毒を組み合わせる事で、中毒症状が出る時間をコントロールする事が可能と証言し、神谷力のアリバイが崩される。
- 2000年2月21日:神谷力への無期懲役判決が確定。
続いて、トリカブト殺人事件の詳細を解説していきます。
神谷力は妻に多額の保険金を掛けていた!
なんと、4社の合計金額が1億8,500万円で、月々18万円という高額な保険に加入していたようです。
まるですぐに亡くなることがわかっているみたいだよね?
しかし、神谷力は妻の利佐子さんが神経系の病気で通院歴があることを保険会社に通知しなかったため、告知義務違反の理由で支払いされませんでした。
彼は、保険金の支払いを求めて民事訴訟を起こし、勝訴しています。
ところが保険会社が控訴し、妻の死因が毒物による可能性があると証言した結果、神谷力は訴訟を取り下げ、保険金は支払われませんでした。
神谷力は3度結婚し、妻が全員不審死をしていた!
- 1965年:神谷力(当時25歳)と1人目の妻の恭子さん(当時21歳)と結婚。
- 1981年:恭子さんが体調不良で死亡。(生命保険はかけていなかった。)
- 1982年:神谷力は、不倫相手だったなつ江さんと結婚。
- 1985年:2人目の妻であるなつ江さんが性心不全で死亡。
- 2人目の妻であるなつ江さんに保険金を掛けていたため、神谷力は1,000万円を受けとっていました。
そしてのちに、3人目の妻である利佐子さんと交際し、わずか6日でプロポーズしています。
神谷力はトリカブトとフグの毒で妻を殺害していた!
通常、トリカブトの毒は即効性があるため、アリバイ工作は困難ですが、フグの毒を合わせることで両方の毒性が弱まり、効果発現のタイミングを調整したのです。
彼は妻に対して、滋養強壮剤と言い毒のカプセルを渡していました。
この計画を遂行するため、過去に神谷力はトリカブトを69鉢、フグを1,000匹も購入。
さらに、彼が住んでいたアパートの畳からもトリカブトの成分が検出され、決定的な証拠が揃いました。
これらの証拠により、神谷力には無期懲役の判決が確定しました。
まとめ
本記事では、1986年に起きたトリカブト殺人事件の犯人である神谷力の現在や事件の概要を解説しました。
以下が本記事のまとめです。
- トリカブト事件の犯人である神谷力は、現在死亡しています。
- 神谷力は、トリカブトとフグの毒を組み合わせ、その効果を遅延させることで、アリバイを作り出して妻の利佐子さんを殺害した。
- 神谷力は、妻の利佐子さんとの結婚が3度目で、妻が全員不審死を遂げていた。
- 多額の保険金目当てで妻を殺害していた。
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