6月8日に放送される「世にも奇妙な物語´24夏の特別編」で「人類の宝」が放送されます。
原作ナシのオリジナルストーリーですが、あらすじや脚本家が気になりますよね。
そこで、今回はこの「人類の宝」の脚本家や内容のネタバレについて詳しく紹介します。
- 「人類の宝」の脚本家について
- 「人類の宝」のあらすじとネタバレについて
- キャストのコメント
「人類の宝」は原作ナシ
物語を作ったのは脚本の荒木哉仁さんということになります。
荒木さんはフジテレビ系列のドラマ脚本を多く手掛けている脚本家です。
脚本は荒木哉仁
荒木さんは「トクメイ!警視庁特別会計係」や「しもべえ」の脚本を手掛けた脚本家です。
過去にも「世にも奇妙な物語」の脚本を複数回手掛けています。
- 「3つの願い」:世にも奇妙な物語’20夏の特別編
- 「イマジナリーフレンド」:世にも奇妙な物語’20秋の特別編
- 「タテモトマサコ」(原案のみ):世にも奇妙な物語’20秋の特別編
- 「デジャヴ」:世にも奇妙な物語’21夏の特別編
- 「しもべえ」:2022年1月~3月放送
- 「トクメイ!警視庁特別会計係」:2023年10月~12月放送
2020年から2021年の「世にも奇妙な物語」では脚本以外に原案も担当されており、常連の脚本家であるのがわかります。
2022年と2023年の「世にも奇妙な物語」の脚本を担当してないのは、連ドラの脚本で忙しかったからかな?
残念ながら画像を含め極端に情報が少なく、ご本人名義のX(旧Twitter)にも過去作の情報と、関係するポストへのリポストしかなかったため、過去作品しかわかりませんでした。
作品で語るタイプってこと?
「トクメイ!」と「世にも奇妙な物語」はフジテレビ系列ですが、「しもべえ」はNHKで放送されていますので、フジテレビ専属の脚本家ではないのかもしれません。
「人類の宝」のあらすじ
主人公の佐倉エイスケはフリーター。
グラフィティーアートを描きながらアルバイトを転々とし、その日暮らしのような生活を送っている。
ある日いつものようにグラフィティーアートを描いていたエイスケは世界文化遺産保全機構(WCCO)の三嶋左近と出会う。
「あなたはまさに人類の宝だ!あなたを保護させていただきます」
エイスケの作品にほれ込んだ三嶋はエイスケを連れ去ってしまう
連れ去られた先はほとんど家具のない白い部屋だった。
何が起きたのかわからずエイスケが呆然としていると、どこからか女性の歌声が聞こえてくる。
通気口越しに呼びかけてみると「ミハル」と名乗る女性から返答がかえってきて…
グラフィティーアートってなに?
グラフィティーアートとは平たく言えば「落書き」です
グラフィティーアート:街中の壁などに描かれる文字や名前ベースのアートのこと
街中で文字を崩したり誇張したり、レタリングしたりしたような落書きを見かけたことはないでしょうか。
広義ではあれもグラフィティーアートに入ります。
よくあるやつじゃん!!
ストリートアートとの違いは絵ではなく文字ベースであることですが、どちらにしても無断で壁やシャッターなどに描く行為そのものは犯罪です。
「人類の宝」とはどういうことなのか、エイスケの運命は?ドラマ放送後にネタバレと結末を追記します!
「人類の宝」のネタバレと結末
ここからは「人類の宝」のネタバレと結末を紹介します。
ミハルとの交流
ミハルは歌の才能に目をつけられ三嶋に連れてこられたことをエイスケに語ります。
ミハルによると他にも多くの人間がエイスケやミハルと同じ目にあっており、3年前に連れてこられたミハルはまだ短い方だと聞いたエイスケ。
三嶋は世間でエイスケのグラフィティアートが話題になっていることを伝え彼の背中を押そうとしましたが、エイスケの反応は今ひとつでした。
部屋に戻ったエイスケは、ミハルがいなかったら発狂していたと語り彼女と交流を深めます。
作品を強要されるエイスケ
外の世界に出る方法を考えるエイスケでしたが、ミハルは外にいい思い出がないと脱出に消極的でした。
ある日ミハルはエイスケと交流していたことがバレて部屋から連れ出されてしまいます。
ミハルと交流できることを条件に、三嶋はエイスケに作品を描くことを強要します。
ミハルを思い描き始めたエイスケでしたが、どこか納得することができず三嶋に外に出すように迫りましたが聞き入れてもらえませんでした。
ミハルの真実と三嶋の真意
エイスケは脱走を決心し、ミハルの元へ向かいました。
そこでミハルのために描いた絵を渡しますが、その動きは三嶋に気づかれていました。
それでも逃げようとするエイスケにミハルは一緒に行けないと言います。
実はミハルは三嶋の協力者であり、三嶋は二人に恋愛感情を持たせることで互いの才能を活かそうと考えていました。
恵まれた環境から逃げたいと考えるエイスケがおかしいというミハルに、エイスケは「なんでそんなに苦しそうなんだよ」と叫びます。
アーティストは短命な者が多いため、子どもを作らせることで才能を残そうというのが三嶋の考えでした。
エイスケは怒り、ミハルを置いて一人で脱走します。
警察により三嶋が死亡
外に出たエイスケは公衆電話で警察に通報しますが三嶋が追いかけてきました。
自分たちは警察とも協力関係があると三嶋に、自分の人生は自分のものだとエイスケは反発します。
しかし三嶋もエイスケの価値はエイスケが決めるものではないと言い放ちました。
その時突然現れた警察によって三嶋は射殺されてしまいます。
驚いたエイスケはそのまま警察によってどこかへ連れ去られてしまいました。
警察の正体は密猟組織
警察の正体は文化人の密猟組織で、彼らはエイスケに絵を描くことを強制してきました。
しかしそこに死んだはずの三嶋が現れ、「保護してくれ」というエイスケの願いを聞き入れ密猟組織を一網打尽にしてしまいます。
そしてエイスケは世界文化遺産保全機構(WCCO)に戻ることになりました。
冷凍保存されるエイスケ
半年後エイスケの絵は世間から高い評価を受け、その影響力は巨大になっていました。
三嶋はそんなエイスケのために晩餐会を開くと伝えます。
部屋に戻ったエイスケにミハルの声が語りかけてきました。
ミハルはエイスケと脱走しなかったことを後悔しており、今からでも逃げようと伝えますがエイスケはそれを拒否します。
それでも一緒に出たいと訴えるミハルはカードキーを奪いエイスケの部屋に向かいますが、すでに彼の姿はありませんでした。
晩餐会に招かれたエイスケは保護される幸せに気づいたと三嶋に伝えますが、その直後に拘束されてしまいます。
三嶋は大きすぎる影響力を持つエイスケを排除するように政財界から指示を受けたことを語りました。
首に注射を打たれ意識を失ったエイスケは、三嶋の手で文化遺産として冷凍保存されてしまいます。
そしてエイスケの入れられた装置の周りでは、他にも同じ装置が部屋を埋め尽くしていました。
キャストのコメント
「人類の宝」のキャストは以下のようになっています。
- 佐倉エイスケ:高杉真宙
- 三嶋左近:新納信也
- ミハル:恒松裕里
高杉真宙のコメント
主演の高杉さんは「世にも奇妙な物語」のファンだったようで、出演が決まったことは「率直に嬉しかった」そうです。
高杉さんにとって「世にも奇妙な物語」は「連れ去られる」イメージが強いそうで、まさに王道の「連れ去られ系主人公」を演じられたことを喜んでおられました。
いくつも考えさせられる点がある作品ですが、若者たちが率先して動いていく気持ちの大事さというのも感じてもらえたらうれしいです
「世にも奇妙な物語」公式ホームページ
高杉さん曰く主人公は「いろんなことに納得がいってなく、その怒りを絵にぶつけている子」なのだそう。
エイスケの「怒り」の行方にも注目かな
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まとめ
- 「世にも奇妙な物語’24夏の特別編」で放送される「人類の宝」はオリジナルストーリー
- 脚本は「トクメイ!」の荒木哉仁が手掛ける
- グラフィティーアートとは街中に書かれている文字ベースの落書きの事
- 主演は高杉真宙
- 「人類の宝」はまさに「世にも奇妙な物語」らしい奇妙な物語
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