【アンチヒーロー】の第9話では伊達原によって追い詰められていく明墨が描かれました。
12年前の事件を調査する明墨を、伊達原はマスコミの力も使い潰しにかかります。
その中で明墨は桃瀬の残した調査記録の中から逆転の糸口を探し当てました。
この記事では【アンチヒーロー】第9話のあらすじ、ネタバレ紹介と桃瀬の墓を訪れた人物の考察を紹介します。
- アンチヒーロー第9話のあらすじ
- 桃瀬の墓を訪れた人物について
アンチヒーロー:第9話「約束」の考察・ネタバレ
第8話で登場した12年前の事件の証拠は伊達原によって消されてしまいました。
桃瀬の残した調査記録から、明墨たちは事件当時に毒物の鑑定結果が改ざんされた可能性を発見します。
希望を掴みかけたのもつかの間、事務所に警察がやって来て明墨は逮捕されてしまいます。
- 糸井一家の死因はタリウム
- 桃瀬は事件を再調査していた
- 伊達原がマスコミを使い明墨を潰しにかかる
- 明墨たちは鑑定結果の改ざんに気づく
- 白木が裏切り明墨に逮捕状が出される
糸井一家の死因はタリウム
伊達原に12年前の証拠映像を取られてしまった明墨は志水に謝罪をします。
志水は明墨を責めることなく、紗耶に再び会えたことを感謝しました。
その言葉を聞いた明墨は再び事件の資料を調べます。
12年前に起こった糸井一家殺害事件の死因はタリウムによる毒殺でした。
現場に毛髪などの証拠はなく、糸井一家に近い人物である志水が容疑者として逮捕されていたのです。
桃瀬礼子の過去
赤峰は桃瀬礼子の実家を訪れていました。
そこには明墨に手渡されていなかった事件の資料と日記が残っており、桃瀬の母親はそれを赤峰に渡します。
12年前の事件を再調査している時の桃瀬の姿が、日記には鮮明に書かれていました。
明墨と同じく検察官だった桃瀬は、伊達原が不正を行ったという噂を聞き独自に再調査に乗り出します。
そして志水のアリバイを証明する動画の存在にたどり着いていました。
一方で桃瀬は紗耶のいる保護犬施設へも足を運び彼女と交流を重ねていました。
調査を進める桃瀬でしたが、通常ではありえないタイミングで地方への異動が命じられます。
調査への妨害を感じた桃瀬はそれでも調査を続けようとしますが、病に冒され帰らぬ人になってしまいました。
伊達原による調査の妨害
死の間際に明墨を呼んだ桃瀬は調査結果をまとめたファイルを明墨に渡していました。
そしてファイルには、司法に携わる者としての願いが書かれた手紙が挟まれていました。
桃瀬の日記を呼んだ明墨は志水の冤罪のために戦う意思を強くします。
瀬古判事を尋ねた明墨はこれまでのことを裁判で証言してほしいと頼みますが、瀬古はそれを断りました。
そして瀬古は伊達原は自らのルールに外れた人間を許さないと明墨に語ります。
その言葉通り週刊誌で明墨を非難する記事が出始め、明墨は身動きができなくなります。
明墨たちは鑑定結果の改ざんを見つける
明墨が表立って動けない中で、赤峰は志水と面会し留置場で志水が書き留めた被疑者ノートを手に入れました。
その中に書かれていたある部分に紫ノ宮は注目します。
それは志水を取り調べていた刑事が、糸井一家の死亡時の様子は「眼瞼下垂に弛緩性麻痺」と語ったという部分でした。
これはタリウムでは起こらない反応でしたが、千葉県警の科捜研の薬毒物鑑定では毒物はタリウムとなっていました。
赤峰は志水に罪をかぶるために、彼でも入手しやすいタリウムに鑑定結果が改ざんされた仮説を立てます。
これを聞いた明墨は志水の取り調べにしびれを切らした伊達原が、科捜研の元担当者へ改ざんの指示を行ったと推理しました。
倉田の真実
調査の中で、事件に使われた本当の毒物はボツリヌストキシンだと明墨たちは確信します。
その仮説を後押しするように「似てる?」と書かれた付箋が桃瀬の資料にも貼られていました。
そのページにはボツリヌストキシンのことが解説してあり、桃瀬も改ざんの可能性に気が付いていました。

桃瀬が明墨を導いているようですね。
志水の冤罪を証明できる希望が生まれた明墨と紫ノ宮は、留置所に倉田に会いに来ます。
倉田は明墨にこれ以上娘を巻き込むなと怒鳴りますが、明墨は伊達原が紫ノ宮を人質に取っていたと倉田に言いました。
12年前の証拠映像が見つかった時、倉田は伊達原にそれを公表するべきだと迫っていました。
しかし伊達原はそれが公になると自分たちの将来が破滅すると事件の隠蔽を決め、倉田も娘のためを思いそれに加担していました。
そんな倉田に対して紫ノ宮は怒りを爆発させます。
それを聞いた倉田は自分の過ちに気づきますが、もう取り返しがつかないと語りました。
明墨から未来は変えられると聞いた倉田は事件当時の鑑定担当者の情報を明墨に伝えます。
明墨の逮捕と白木の裏切り
しかし倉田が教えてくれた当時の担当者・平塚は3年前に故人となっていました。
方向を変えて明墨は平塚の助手をしていた人物を探そうとします。
しかし明墨の事務所に警察がやってきて、町工場社長殺害事件の証拠隠滅容疑で明墨は逮捕されてしまいました。
明墨の逮捕の知らせに伊達原は「かわいそうにねえ」と誰かに語りかけます。
「そうですか?当然の報いだと思いますけど」と答えたのは何と白木でした。
保管されていた緋山の血のついた作業着を白木が伊達原に差し出し明墨を裏切っていたのです。
明墨の裁判は自分が担当すると伊達原は宣言し、明墨は警察に連行されてしまいました。
桃瀬の墓を訪れたのは緑川?
第9話で再び桃瀬の墓参りに来た明墨の前に、黄色い花を持った誰かがやって来る場面がありました。
それが誰なのかは明かされていませんが、候補の一つとして緑川検事があげられます。
その理由としては伊達原に不信感を持った緑川が寝返る覚悟を決めた、緑川は桃瀬と面識があって密かに意思を継いでいたなどの可能性があります。
逆に最終回が近いタイミングでこれまで登場していなかった人物が登場という可能性は低く、すでに登場している人物と考えるのが自然です。
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まとめ
本記事では【アンチヒーロー】の第9話についてネタバレ、考察を紹介しました。
- 糸井一家の死因は、当時の記録ではタリウムによる毒殺。
- 赤峰は桃瀬礼子の母親から事件の資料と日記を受け取る。
- 週刊誌が明墨を非難する記事を掲載し、明墨は動けなくなる。
- 赤峰は志水から被疑者ノートを受け取る。
- 被疑者ノートから明墨たちは薬毒物鑑定が偽装された可能性を見つける。
- 事件当時の鑑定担当者は死亡していた。
- 白木の裏切りにより明墨が逮捕される。
この記事を読み【アンチヒーロー】に興味を持たれた方はぜひドラマをご覧ください。
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