【アンチヒーロー】の第2話では、第1話から続く町工場社長殺害事件の結末が描かれます。
新しい証拠が発見され、公判が緋山の不利に進む中で彼を無罪にするために調査を続ける明墨たちの姿が描かれました。
この記事では【アンチヒーロー】の第2話のあらすじ・ネタバレや「緋山は本当に犯人か?」という部分の考察、残された謎を紹介していこうと思います。
- アンチヒーロー第2話のあらすじ
- 緋山が本当に犯人かについて考察
- 第2話で残った疑問点
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アンチヒーロー:2話「拒絶」のあらすじ・ネタバレ
第2話でも引き続き町工場社長殺害事件の公判が描かれます。
被告である緋山の不利に状況が進む中で、明墨たちはもう一つの証拠「被害者の爪に付着した緋山のDNA」の方面から調査を進めました。
その結果、明墨たちは検察の闇を暴くことになります。
- 明墨たちは凶器発見のタイミングを怪しむ。
- 姫野検事が担当した裁判のDNA鑑定に不正がある可能性に注目。
- 赤峰たちが大学に潜入し調査する。
- 公判で姫野検事の不正を暴き緋山は無罪に。
- 公判後、証拠を処理する緋山を赤峰は目撃する。
凶器発見の不自然なタイミング
発見された凶器のハンマーは、巡回していた警官が偶然発見したものでした。
ずっと行方不明だったものが公判中のタイミングで出てきたことについて、明墨法律事務所のメンバーは怪しいと話し合います。
ハンマーは3ヶ月間雨ざらしであったにも関わらず、被害者の血液反応が検出されました。
明墨がDNA鑑定に疑いの目を向ける
明墨はもう一つの証拠である「被害者の爪に付着した緋山のDNA」に目をつけます。
緋山の事件を担当する姫野検事が過去に担当した事件で、DNA鑑定が必要だった事件は9件。その全てを都立医科大学の中島忠雄教授が行っていました。
姫野検事が自身の将来のために中島教授と組んで、鑑定結果の改ざんを行っていたのではと明墨は考えます。
赤峰たちが大学に潜入
明墨事務所の赤峰、紫ノ宮、白木たちは都立医科大学に潜入し調査を行いました。
正当な理由で採取された緋山のDNAが、被害者の爪の間に付着していたように再鑑定された可能性を事務所の青木が考えます。
調査の結果、2月15日の13時から18時の間に不自然な空白があることが分かりました。ここで不正な再鑑定された行われたと赤峰たちは考えます。
事件の鍵を握る水卜教授
調査を進める赤峰たちは、中島教授の助手を務める助教授の水卜健太朗に接近します。
そして水卜から話を引き出し、DNA検査の結果ファイルが残っていることを突き止めました。
明墨が水卜に接触し、2月15日の13時から18時にどこにいたかを問いただすと水卜は逃げていきました。
調査を進める中で、明墨は水卜が中島の助教授であることに不満を抱えていることを突き止めます。
暴かれる不正
第3回の公判で中島教授の証人喚問が行われました。中島教授は空白の時間は水卜一緒だったと証言します。
そこで明墨は新しい証拠を提出します。それは水卜が中島教授からアリバイ工作を頼まれたことを証言するビデオ映像でした。
その中で水卜はDNAの再鑑定が行われたこと、中島教授に逆らえず協力したことを証言しました。
明墨は中島教授に、姫野検事から金銭を受け取っていたのではと詰め寄ります。そして姫野検事にも手柄への焦りから不正な手段に及んだのではと詰め寄りました。
判決の時
「司法に携わる人間は人の一生を左右する立場にあるということを1秒たりとも忘れてはならない」と明墨は声を上げます。
判決の時が訪れ、緋山には無罪が言い渡されました。
水卜が証言したのは、中島教授の共犯者を続けるなら追い込むことになると明墨に静かに脅されたためでした。
ジャンパーを処理する緋山
公判後、赤峰は明墨が緋山に車の鍵を手渡しているのを目撃します。気になった赤峰が緋山を尾行すると、たどり着いた先はゴミ処理場でした。
赤峰はそこで、緋山が血のついたジャンパーを緋山が捨てているところを目撃します。
緋山が罪を犯していたことを知っていながら無罪にしたのかと赤峰は明墨に詰め寄りました。
そんな赤峰に「君が君の正義を貫くように、私は私の道を突き進む」と明墨は宣言するのでした。
アンチヒーロー:2話「拒絶」の考察
アンチヒーロー第2話では被告である緋山に事件に判決がくだされました。
ここでは発見された凶器、緋山が犯行に及んだ動機について考察します。
- ハンマーは意図的に隠されていた?
- 緋山が社長を殺害した動機は母親を侮辱されたこと?
- 真犯人は別にいる?
ハンマーは検察が隠していた?
第1話のラストで発見されたハンマーは、被害者の血液が残っており犯行に使われたことは間違いなさそうです。しかしいくつか不自然な点があります。
まず事件から3ヶ月が経過したちょうど公判の真っ只中で発見されたこと。発見場所は犯行現場から2キロ先にある河原で発見されました。
これくらいの距離であれば捜査は行われたはずであり、見つからなかったというのは不自然です。
さらに雨ざらしの状態であったにも関わらず被害者の血液が検出されたこと。
これについては服に着いた血が洗っても落ちないことを例に出し、明墨事務所内でも決定的な意見は出ませんでした。
こうした状況から考えられるのは、検察がハンマーを意図的に隠していたということです。
検察は他の証拠でも緋山を有罪にできると考えていましたが、万が一の時への保険としてハンマーを隠していました。
明墨により他の証拠が潰され、検察が不利になったタイミングでハンマーを出してきたと考えれば辻褄は合います。
緋山が社長を殺害した本当の動機は?
緋山が社長を殺害した動機はパワハラが原因とされていますが、作中では本当の動機については語られていません。
第1話で緋山は、動機はパワハラだと詰め寄る検事に「私はそんな理由で人を殺したりしません」と反論していました。
「そんな理由」と強調してるのが気になりますね。
この台詞は裏を返せば、パワハラ以外なら動機があったと捉えることもできます。
考えられる動機は母親についてです。社長は緋山への暴言の中で、母親を侮辱する言葉を言い放っていました。
このことから緋山の犯行動機は、社長に母親を侮辱されたことが原因と考えることができます。
真犯人が別にいる可能性
証拠のジャンパーを処分する姿が描かれていることから、緋山が犯行を行ったと赤峰は推測します。
しかし作中で緋山自身の口からそれが語られることはなく、登場人物と同じく視聴者も状況証拠からそう判断するしかありません。
そのため真犯人が別にいる可能性も存在しています。根拠となるのは公判の前に赤峰が緋山と面会する場面です。
「あなたの無実を証明するために僕たちは動いているんですよね?」と確かめる赤峰に、緋山は沈黙した後何かを話そうとしますが明墨がいることに気づきます。
ここで緋山が何を言おうとしたかは最後まで明かされません。流れから考えると赤峰の態度にいたたまれなくなり、犯行を告白しようとしたと推測できます。
一方で他にも隠していることがあり、それが真犯人につながることとも考察することができるため犯人が別にいる可能性も決して0ではありません。
アンチヒーロー第2話で残った疑問
緋山の無罪は決まり、町工場社長殺害事件は第2話で一応の完結となりました。
しかしこの事件にまだ残された謎があります。さらにラストでは明墨と関係がありそうな謎の人物の墓が登場しました。
- 被害者宅に入ったもう一人の人物
- 「ももせれいこ」は明墨の妻?
被害者宅にあるべき指紋
第1話で被害者宅に残された緋山の指紋が公判の焦点となりました。
これに関しては明墨が証拠を潰し、被害者宅に入ったのは別の従業員である佐藤だったことが明かされています。
しかし作中では被害者宅に当然あるべきはずの佐藤の指紋に関しては全く触れられず、2話においても特に言及されないまま終わりました。
墓石に刻まれた「ももせれいこ」
第2話のラストで墓石の前に立つ明墨の姿が映されました。
その墓石には「REIKO MOMOSE 1978₋2018」と刻んでありましたが、この段階では「ももせれいこ」という人物についての説明はありません。
この人物について真っ先に考えられるのは明墨の妻であるという可能性です。
ももせれいこは享年40歳であるため明墨と年齢的に近く、二人が夫婦だったとしても不自然ではありません。
しかし職業柄、明墨は多くの事件と関わっておりその中の関係者の一人と考えることもできます。
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まとめ
本記事では【アンチヒーロー】の第2話について考察やまとめを紹介しました。
- 凶器のハンマーの発見されたタイミングが不自然。
- 明墨たちは姫野検事が担当した事件のDNA鑑定を疑い、不正を暴く。
- 公判の結果、緋山には無罪の判決がくだされる。
- 赤峰は緋山が血のついたジャンパーを捨てている場面を目撃。
- 真犯人が別にいる可能性がある。
- 被害者宅にあるべき指紋について言及がない。
- 謎の人物「ももせれいこ」の名前が登場する。
この記事を読み【アンチヒーロー】に興味を持たれた方はぜひドラマをご覧ください。
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