【アンチヒーロー】の最終話では明墨と伊達原の最後の戦いが描かれました。
志水の映った映像が伊達原によって奪われ、さらに白木の裏切りにより逮捕されてしまった明墨。
裁判では伊達原が徹底的に明墨を糾弾しますが、決して諦めない明墨たちの心が逆転へと繋がりました。
この記事では【アンチヒーロー】最終話のあらすじ、ネタバレ紹介と残された謎の紹介。さらに続編の可能性を考察します。
- アンチヒーロー第10話のあらすじ
- アンチヒーローで残された謎
- アンチヒーローの続編の可能性について
アンチヒーロー:最終話「正義」の考察・ネタバレ
白木の裏切りで逮捕された明墨でしたが、それでも志水の無罪のために戦うことを諦めていませんでした。
かつての上司である伊達原に追い詰められる明墨でしたが、真実を追い求める仲間たちの力で伊達原の不正を暴き勝利します。
再審の機会を得た志水は釈放され、紗耶と抱擁することができました。
- 明墨は逮捕されても志水の再審を目指す
- 裁判で明墨は新証拠の存在を伝える
- 伊達原は明墨が仕掛けた罠で追い詰められる
- 伊達原は罪を認め、志水の再審が決まる
- 赤峰は伊達原を無罪にすると誓う
赤峰は鑑定結果改ざんの手がかりをつかむ
白木の裏切りで逮捕されてしまった明墨でしたが、それでも志水の再審の手がかりを探すよう紫ノ宮たちに指示します。
糸井一家殺害事件の薬毒物鑑定を担当した平塚は既に亡くなっていました。
しかし赤峰は助手から平塚が生前「科学者として許されない過ちを犯した」と言っていたことを聞きます。
そして平塚が何か証拠を残したとすれば、場所は科捜研の資料室だと赤峰は推理します。
第一回公判
証拠隠滅罪幇助の罪に問われた明墨の裁判が始まりました。
緋山の血の付いたジャンパーが明墨の事務所から見つかったことを白木が証言し、緑川検事がジャンパーに緋山のDNAが付着していたことを報告します。
かつての部下である明墨の惨めな姿を見ながら、伊達原は見下すように笑みを浮かべていました。
次に緋山の証言が始まり、勤務先の社長を殺害したのは自分であることを認めます。
そして緋山は、明墨からジャンパーを処分するよう指示を受けたことも証言しました。
なぜ明墨がそんな指示を出したのかと伊達原が尋ねると、緋山は「12年前の事件の冤罪を晴らすためだと言っていました」と答えました。
明墨と伊達原の舌戦
裁判で発言を求められた明墨は、伊達原を見ながら改めて志水の冤罪を晴らすと宣言します。
明墨は桃瀬が残したファイルが冤罪の根拠になると訴えますが、伊達原はそれを笑い飛ばします。
伊達原は検察官として正義に燃えていた時代の明墨の過去を掘り起こし、今の明墨は根拠のない憶測で世間を騒がせていると力説しました。
そんな伊達原に「随分と必死ですね」と明墨は言い放ちます。
そして明墨は志水の冤罪を証明する新証拠が見つかったため、再審請求を行う予定である発言しました。
第二回公判
伊達原と緑川も新証拠の提出に同意し、戦いは第二回公判に持ち越されることになりました。
伊達原は白木に今後のキャリアの約束と引き換えに、新証拠の情報を教えるよう求めます。
それに応じた白木は、薬毒物鑑定の書類が明墨の言う新証拠であることを伊達原に伝えます。
第2回公判が始まり、明墨は進展しない志水の取り調べに焦った伊達原が鑑定結果を改ざんしたと訴えました。
しかし事前に対策をしていた伊達原は、明墨の主張を合理的な理由を付け否定します。
そして弁護側の新証拠である書類は捏造しない限り存在しないと高らかに宣言します。
しかしそれを聞いた明墨は「ではなぜその存在するはずがない書類を、あんなに必死になって捜したりしたんですか?」と伊達原に問いかけました。
緑川が伊達原を裏切る
科捜研の資料室には隠しカメラが設置されており、そこに映っていたのは平塚が残した資料の中から鑑定結果を抜き取る伊達原の姿でした。
しかし伊達原が手にしたのは鑑定結果は偽物で、本物は先に明墨たちが入手していました。
明墨の目的は証拠の隠滅を図る伊達原の姿を映像に捉えること。
そのために緑川検事が明墨たちに協力して、資料室にカメラを仕掛けていたことが明らかになります。
うろたえる伊達原に緑川は「不正の疑惑がある人間に対して真実を追い求めるのは検察として当然の使命ですよね」と言い放ちました。
明墨勝利の時
第二回公判の3日前、明墨法律事務所を緑川と白木が訪ねていました。
緑川は赤峰たちに自分と明墨と桃瀬が同期であり、これまで検察の立場から伊達原に近づき糸井一家の事件を調査していたことを告白します。
白木も明墨から指示を受け、明墨自身を逮捕させることで伊達原を法廷におびき出すことが目的であったことを話しました。
どんな証拠ももみ消す伊達原を追い詰めるには、言い逃れのできない証拠を世間の目に晒すというのが明墨の考えでした。
そして明墨は伊達原に、鑑定結果の改ざんを証拠として志水の再審を請求することを宣言します。
それを聞いた伊達原は退廷し、そのまま第二回公判は閉廷しました。
最後の戦い
その後、瀬古判事が糸井一家殺害事件の再調査を願う声明を発表しました。
さらに緑川検事の追求により、江越は志水のアリバイを証明する動画の存在と伊達原に動画を渡したことを認めました。
証拠が揃ったことで伊達原は起訴され裁判が始まりましたが、何を聞かれても「記憶にありません」と答えるばかりでした。
しかし倉木が伊達原とともに証拠隠滅を行ったことを告白し、志水と紗耶に謝罪を行いました。
証人として立った明墨は志水の人生を奪い紗耶を苦しめた自身の苦悩を告白し、伊達原が娘と得た時間は志水の人生を奪って手に入れたものであると糾弾します。
そんな明墨を「誰もが勝ち上がるのに必死な世の中で、足を踏み外した人間は踏みつけにされる。それが真理だ」と伊達原は否定します。
しかし明墨もまた、伊達原が罪を償いたいと思う時が来るまで共に地獄に落ちようと迫りました。
アンチヒーローの意味
その後伊達原は罪を認め、再審が認められ釈放された志水は紗耶と再会することができました。
二人の再会を見届けた後、赤峰は拘留されている明墨を訪ねます。
なぜ自分を事務所に入れたのかと問う赤峰に、明墨はかつて目にした依頼人の無罪を信じ叫ぶ赤峰の姿が志水を助けるための力になると感じたことを伝えました。
明墨と働く中で法の矛盾や世の中の不条理さを知った赤峰は、それと戦うためにアンチヒーローが必要なのかもしれないと語ります。
そして明墨に対して「今度は僕が、あなたを、無罪にしてさしあげます」と力強く宣言するのでした。
赤峰が明墨のような強さとしたたかさを備えた弁護士に!
最終話で残された謎
【アンチヒーロー】では最終話でも明らかにされなかった謎があります。
- 白木が明墨法律事務所に入った理由
- 糸井一家殺害事件の真犯人
白木が明墨法律事務所に入った理由
赤峰や紫ノ宮と違い、白木が事務所に入った理由は明確に語られませんでした。
過去に明墨と何らかの関わりがあったことを示唆する台詞があったことから、彼女にも明墨の事務所でなければならない理由があったのではと考察できます。
【アンチヒーロー】の人気次第では、続編やスピンオフなど何らかの形でそれが語られる機会もあるかもしれません。
糸井一家殺害事件の真犯人
全ての発端である糸井一家殺害事件の真犯人についても、結局それが誰であったのかも明らかにされませんでした。
「真犯人について、我々のなかでは設定を作っていて、それを物語で描くかどうかは議論になっていたのですが、それを描く必要のあるドラマかどうかを考えたとき、そこが論点のドラマではないなという判断で描かなかったんです」
引用:https://news.mynavi.jp/article/20240616-antihero/2
アンチヒーローのプロデューサーによると、真犯人の設定は存在したようですがそれがドラマの主軸でないと判断されたようです。
白木と同じく、真犯人についても続編やスピンオフなどがあれば改めて掘り下げられることがあるかもしれません。
アンチヒーローに続編の可能性はある?
謎を残して終わった【アンチヒーロー】ですが、続編の可能性については現在のところ不明です。
【アンチヒーロー】の放送された日曜劇場の時間帯は、過去に「下町ロケット」や「半沢直樹」など続編が制作されたドラマもあります。
そのため可能性は0ではないかもしれませんが話題作の続編は数年後に制作される傾向があり、【アンチヒーロー】の続編があるとしても直近の可能性は低いと考えられます。
もしも続編があるとすれば弁護士に復帰した明墨や検事正となった緑川、弁護士として独立した赤峰や紫ノ宮の姿などが描かれるかもしれません。
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まとめ
本記事では【アンチヒーロー】の最終話についてネタバレ、残された謎を紹介しました。
- 第一回公判では伊達原が明墨を追い詰める。
- 第二回公判で緑川の裏切りで、伊達原が窮地に立たされる。
- 白木の裏切りは明墨の作戦。
- 伊達原の裁判で、明墨は伊達原が悔いるまで追い詰めることを宣言。
- 伊達原は罪を認め、志水の再審請求が認められる。
- 赤峰が明墨を無罪にすると宣言する。
- 白木が事務所に入った理由と糸井一家事件の犯人は謎のまま。
この記事を読み【アンチヒーロー】に興味を持たれた方はぜひドラマをご覧ください。
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