朝ドラ「ブギウギ」にて草彅剛が演じている羽鳥善一の役どころと演技が素晴らしいですよね。
このドラマは実際の人物をモデルとしていることで有名ですが、羽鳥善一は服部良一という方を元にされた人物だそうです。
「ブギウギ」を見ていて、モデルである笠置シヅ子と服部良一の関係性が気になったので、生い立ちと共にまとめました。
- 草彅剛がブギウギにて演じている羽島善一について
- モデルである服部良一の生い立ち紹介
- 笠置シヅ子との関係性
- 「大空の弟」とは
ブギウギにて草彅剛が演じている役どころ
草彅剛が演じている羽島善一というキャラクターは、「ブギウギ」においてスズ子を輝かせる曲を作る作曲家です。
かなり表情が豊かな人物なのですが、スズ子に短い言葉で励ました瞬間に信頼関係が感じられました。
10月2日から登場してまだ2カ月半しか経っていませんが、重要な役どころだけに存在感がすごい。
今のところ放送で、羽島善一がスズ子に作った曲は「アレイ可愛や」「大空の弟」「センチメンタルダイナ」「ラッパと娘」です。
これは「大空の弟」を歌うスズ子を見つめる羽島善一。
この表情が気になるところ・・・
ちなみに作中で羽島善一には奥さんがいますので、おそらく後者の理由だと思われます。
羽島善一のモデル服部良一とはどのような人物か
- 名前ー服部良一(読み:はっとりりょういち)
- 生年月日ー1907年10月1日(没1993年1月30日)
- 出身地ー大阪
- 職業ー作曲編曲家
ドラマ同様に作曲家としてとても有名な人物です。
生涯で作曲、または編曲したものは3000を超えているとても人気のある方でした。
笠置シヅ子のライバルである淡谷のり子の代表曲の「別れのブルース」も手掛けています。
この時代における名曲を数多く生み出した人物ともいえるでしょう。
ちなみにドラマのタイトルである「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」という曲名からつけられていると思います。
実際この曲の歌い手は笠置シヅ子、つまり主人公にあたる人物の曲です。
この2人の関係がこの作品の肝となるでしょう。
服部良一の生い立ち
人形師の家に生まれた服部良一は、幼いころから音楽に囲まれた生活をしていました。
民謡を子守歌として聴かされて育ったため、英才教育と言えるかもしれませんね。
現に小学生の時から音楽の才能があったと言われています。
しかし時代的に、学校を卒業した後は働いたそうです。
才能があっても難しい時代
その後「出雲屋少年音楽隊」に入隊しましたが、不景気になり満足に楽器を弾けづ解散となりました。
そしてジャズの世界に入りましたが、戦争により適性音楽となり1994年に上海に移住し再び自分の道を歩みます。
コロンビアの音楽も学び、笠置シヅ子との出会いによってジャズを広めていきました。
笠置シヅ子との関係は運命の人
服部良一と笠置シヅ子の関係性は、師弟でありお互いにとって運命の相手です。
運命というのは結婚とかではなく、音楽を戦後に広めるための出会いという意味です。
この2人が出会ったからこそ音楽は発展していったと言われています。
上の画像でも分かる通り、この関係性は唯一無二。
笠置シヅ子というトップスターの才能をいち早く見出し、彼女にふさわしい曲を提供しました。
服部良一作曲の「大空の弟」とはどんな曲か
主人公がこの曲を歌ったのは戦争により弟を亡くしたためですが、実際この時代にこの曲が歌われていたかは分かりません。
なぜならこの曲は有名なものではないため、記録に残っていませんでした。
ドラマ「ブギウギ」で歌われた曲は、発見したものをもとに作ったもので実際のものとは異なります。
ここで思うのは、NHKの朝ドラはこの曲をみんなに知ってもらうために作られたドラマなのではないかということです。
今この時代に伝えたい曲として、このタイミングで作られたと考えると奥が深いですね・・・
まとめ
- 草彅剛演じる作曲家の羽島善一は主人公を際立たせる音楽を作る人物で表情が豊か。
- 服部良一はドラマと同じく作曲家であり、生涯に3000以上の曲を生み出した
- タイトルは笠置シヅ子の代表曲「東京ブギウギ」から来ていると思われる
- 服部良一は幼いころから音楽の才能があったが、時代的にそれを発揮できずにいたがウクライナ人指揮者との出会いで大きく変わる
- 笠置シヅ子との関係は唯一無二の音楽のパートナーで日本を元気づけた
- 「大空の弟」という曲が発見されたのは最近で、このタイミングでブギウギが放送されたことからこの曲のためのドラマともいえるかもしれない
コメント