【光る君へ】直秀の正体は何者?モデルは「袴垂れ」か徹底解説!

NHKの今年の大河ドラマ「光る君へ」。

ヒロインに紫式部、相手役に藤原道長を据えたこのドラマでは、第1話から藤原家に対する風刺を行う散楽の一座がクローズアップされています。

中でも重要なキャラクターが「直秀」。

まひろと道長の再会を仲立ちしたり、逆身分差を諭したり、2人の恋を見守る立ち位置のキャラクターですが、史実上のモデルは存在するのでしょうか

「直秀」は何者なのか正体について調べてみました。

この記事でわかる事
  • 直秀の正体は何者なのか?
  • 直秀のモデルは「袴垂れ」?
  • 史実に「直秀」は存在したのか?
  • 「直秀」のSNSでの評判は?

目次

直秀の正体は何者なのか?

散楽の一座にして盗賊の一味。

そんな集団に所属している直秀は、まひろと道長を仲立ちする役割を果たしています。

同時に直秀がいることで、道長や(一応)まひろが属する貴族社会側からは見えにくい、庶民の平安時代をのぞくこともできていると言えるでしょう。

当時の大まかな身分
  • 公卿:三位以上の貴族
  • 殿上人:昇殿が許されている五位以上の貴族
  • 地下人:昇殿が許されない貴族
  • 下衆:下級官吏
  • 下人:平民

道長の父は公卿、まひろの父は地下人だね

散楽の一座はもちろん下人、しかも芸人ですから下人の中でも見下されやすい立場でした。

一方、最下層の芸人や職人は、案外貴族などとつながりを持つことも珍しくはありません。芸人を呼び込んで芸を披露させることは、当時の貴族の間でも行われていたようです。

いずれまひろは女房として宮中に入ることになります。そうなれば「道長」との身分差の実感は、さらに強くなってゆくことでしょう。

直秀はこれからもまひろと道長の間を取り持ってゆく役割なのではないでしょうか


直秀のモデルは「袴垂れ」?

袴垂れは平安時代にいたとされる盗賊です。

「今昔物語集」や「宇治拾遺物語」に出てきます。

史実としては特に義賊というわけでもなさそうなのですが、文学的には義賊扱いされることも多い伝説的盗賊です。

義賊的「袴垂れ」が出てくる文学作品
  • 散華(杉本苑子):紫式部の叔母の恋人として藤原保輔が登場
  • 袴垂れはどこだ(福田義之):「袴垂れ」一党をテーマにした舞台作品

その正体は和泉式部の夫藤原保昌の弟保輔とも言われています。

そういえば散楽(兼盗賊団)の座頭の名前は輔保

ひっくり返しただけじゃん!

これは結構イケそうな気がしてきました。

直秀の散楽の一座が実は袴垂れ一党というのはあり得そうです

史実に「直秀」は存在したのか?

【光る君へ】に出てくる直秀はオリジナルキャラクターです。

歴史上に「直秀」という人物は存在するのでしょうか。

もし存在するとして、【光る君へ】の直秀に関わりそうな人物という事はあるのでしょうか。

調べてみたところ「直秀」という名前でヒットした歴史上の人物は以下です

確認できる歴史上の「直秀」たち
  • 大道寺直秀:江戸前期、徳川家康の義理の孫
  • 松田直秀:戦国末期、北条氏家臣
  • 藤原直秀:江戸末期、刀工

全員時代があっていませんので、もちろん直接の関係はありません。

また、残されているエピソードなどから見ても、「直秀」というキャラクターを作るにあたって、特に意識されていた可能性はなさそうです。

「直秀」っていう庶民ぽくない名前のいわれは気になるんだけど…

「直秀」のSNSでの評判は?

「直秀」はSNSでも良く取り上げられています。

特に第5話で泣き崩れるまひろを置いて道長が立ち去るシーンのセリフ「帰るのかよ。」は視聴者の気持ちを代弁していると大変に支持されていました。

道長よりも直秀の方がフォローがしっかりしているのでは、という推測も飛んでいます。

直秀の「健気さに」注目している視聴者も少なくありません

袴垂れや酒呑童子との関係に注目している方も見受けられました

酒呑童子:大江山に住んでいたとされる鬼、あるいは盗賊の頭目。源頼光により討伐された

頼光は道長に仕えていた人だから時代は合ってる

これからの直秀の活躍に期待したいと思います

まとめ

  • 「直秀」はオリジナルキャラクター
  • 袴垂れ一党という伝説的盗賊団がモデルの可能性がある
  • 酒呑童子も時代があっている
  • 「直秀」という名の歴史上の人物は時代があわない
  • 直秀はまひろと道長の仲立ちをしている
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次