2022年7月8日安倍晋三総理大臣を銃撃し、殺人や銃刀法違反等で起訴された山上徹也被告は、現在大阪拘置所に拘留されていて、裁判の開始は2025年になるのではないかと言われています。
現在山上徹也被告には多数の支援者がいるようです。
母親との壮絶な生い立ちについても調べました。
- 山上徹也の現在は大阪拘置所
- 公判前整理手続きで裁判は来年!
- 山上徹也に支援者が多数!
- 山上徹也と母親の壮絶な生い立ち
これらについて、みていきましょう。
山上徹也の現在は大阪拘置所
本や新聞を毎日読んで、情報収集をしているといいます。
根底に宗教問題があるとして、イスラエルとパレスチナの問題に関心があるといい、宗教2世の問題も気になっているといいます。
山上被告は、犯行の動機について、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への恨みがあり、「教団トップを狙おうとしたができなかった。安倍氏は教団とつながりがあると思った」と話しています。
しかし、それ以外の発言については、裁判員が裁判で判断できるように、伝えないようにしているといいます。
公判前整理手続きで裁判は来年!
山上徹也被告は、母親が多額の献金をしていた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を恨んでいるなど、複雑な動機について、争点の整理に時間がかかっています。
山上徹也の裁判は、裁判員裁判で行われる予定で、裁判官選任などにも時間がかかるため、年内の初公判は厳しいとみられています。
山上徹也に支援者が多数!
山上徹也被告の支援者は多くいて、Xにアカウントを持っている支援者が、支援を募っているようです。
支援の内容は?
2023年1月までの鑑定留置の間で、100万円以上の現金やお菓子、衣料品などの支援があったといいます。
もったいないとすべて口にしているということでしたが、消費しきれないものは児童養護施設に寄付することもあるといいます。
支援者はどんな人?
現金を送ったという男性は、旧統一教会以外の宗教3世で、両親と祖父母が数百万円という大金を献金していて、殺人はよくないけれど共感すると、インタビューに答えています。
山上徹也と母親の壮絶な生い立ち
山上被告の生い立ちや母親との関係について調べて行くと、壮絶な過去が浮かび上がります。
何かにすがらずにいらられなかった母の辛さもうかがえます。
父親の死
山上徹也被告の父は、京都大学工学部を卒業して、妻(山上徹也被告の母親)の父親の建設会社働いていました。
建設業界の慣習になじめなったのか、うつ病になっていたのでした。
父が亡くなった翌年に妹が生まれています。
兄も、重病を患い、障がい者となっています。
母親が入信・高額献金による自己破産
1994年頃、父親の生命保険全額を献金していることで、旧統一教会に入信していることを知った元弁護士である伯父(父の兄)は、それまで続けていた仕送りをやめたといいます。
援助したお金が献金に消えると考えたからです。
母親の父の役員報酬が、山上徹也被告の家族の生活費となっていましたが、1998年に亡くなり収入がなくなったため、伯父は援助を再開しました。
振込先は、母親の口座ではなく、山上徹也被告や兄の口座にしていたといいます。
父が存命な時に、父名義の土地を勝手に売り献金し、1999年には自分たちが住んでいる家まで売って献金してしまいました。
そして、2002年、母親は自己破産したのでした。
貧困と進学断念
山上徹也被告は頭脳明晰で名門校を卒業しています。
父と同じ京都大学に進学したいという思いもあったようです。
伯父に公務員に試験合格の専門学校の学費支援を受けて、消防士になろうとしますが、筆記試験には合格したものの、強度の近視が原因で不合格になりました。
山上徹也被告は、海上自衛隊に入隊しました。
母親は旧統一教会のイベントで韓国に行ってしまい、残された兄と妹は、食べることもできないことがありました。
妹は高校をやめてアルバイトをしていたといいますが、家計を支えるほどの収入はなかったのです。
山上徹也の自殺未遂
海上自衛隊に入隊していた頃、母と実家で暮らしていた障がい者である兄と妹の、貧困状態を知ります。
山上徹也被告は、自分の生命保険で兄と妹を救おうと自殺を図りますが、未遂に終わっています。
息子が自殺未遂したと聞いても、韓国で修業をしていたという母親は、終わるまで戻りませんでした。
もはや、兄と自分の将来に希望を見出せなくなっていました。
山上徹也被告の自殺未遂後、旧統一教会に返金を求め、5000万円が返金されたといいます。
しかし、母親の献金総額は、1億以上とも言われています。
兄の自殺
葬儀の時には、山上徹也被告は、兄に覆いかぶさって泣いていたといいます。
海上自衛隊を退官した山上徹也被告は、多くの資格を取得して、人生をやり直そうとしていたのですが、兄の死によって、そんな気持ちもなくなってしまったのでしょう。
母との心の溝から教団への怒りに
自分と兄、妹の人生をめちゃくちゃにした母親と、教団を恨むようにあるのはとても自然なことのように思います。
母親が宗教にすがる気持ちも理解できましたが、自分達より教団を優先する母親との溝はどんどん深くなり、教団への怒りも強くなりました。
なぜ首相がターゲットになったのかは疑問でしたが、金銭的なことやアパートの立ち退きが迫っていて、クレジットカードも止められそうになったり、人間としてプライドを保てているうちに目的を遂げたい思いが原因かと思われます。
教団のトップを狙うことは難しく、関係が深いと思われた首相は、選挙の応援演説で近くにいることから、狙ったのでしょうか。
山上徹也被告は、旧統一教会への怒りと恨みが動機になってはいるものの、事件後に宗教問題への対策が進むことは考えていなかったといいます。
山上徹也被告の事件に対して、世間や旧統一教会に申し訳ないという母親でしたが、これまで一度も子ども達に謝ることはありませんでした。
それまで、どんなことがあっても、母親との関係を切ることができなかった山上徹也被告の妹も、ついに見放す言葉を言い出していました。
山上徹也被告は母親の面会を断り、手紙の返事も出していないといいます。
母親は親子の関係を取り戻したいと考えているようですが、たとえ会ったとしても、教団は正しいと話すことが見えているということのようです。
まとめ
山上徹也の現在は拘置所で裁判は来年になりそうで、支援者多数います。
母親との壮絶な生い立ちも調べました。
- 山上徹也の現在は大阪拘置所に拘留されています。
- 現在は公判前整理手続きが行われていて、裁判は来年になりそうです!
- 山上徹也に支援者が多数あり、100万以上の現金、本、食べ物が届いています!
- 山上徹也の支援者は、同じように苦しんでいた宗教2世や、その支援者が多いようです。
- 山上徹也と母親には壮絶な生い立ちありました。
- 母親は数々の不幸から宗教にすがり、母親の献金のせいで、山上徹也や兄妹は将来の希望を奪われました。
- 母親と教団への恨みから、決行を急いだ山上徹也は関係が深いと思われた首相銃撃ということを考えたと思われます。
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