【アンチヒーロー】第5話は、前回から続く連続不同意異性交被害事件を軸にした物語となっていました。
明墨と伊達原検事正の関係性、かつて明墨が無罪にした緋山の再登場など先の見えない展開の中で複雑な人間模様が描かれます。
この記事では【アンチヒーロー】第5話のあらすじ、ネタバレ紹介や明墨が宇野弁護士に弁護を返した理由考察、第5話で残った謎などを紹介します。
- アンチヒーロー第5話のあらすじ
- 倉田が伊達原に従う理由
- 明墨が宇野に弁護を返した理由
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アンチヒーロー：第5話「因縁」のあらすじ・ネタバレ
- 明墨と伊達原が接触
- 明墨たちは3人の関係性を崩すため行動
- 父に向き合う紫ノ宮
- 公判で裏切る絵里
- 緋山が明墨の事務所に現れる
千葉県警刑事部長の倉田、宇野弁護士、3人目の被害者である仙道絵里らが共謀して容疑者の来栖を有罪に仕立て上げようとしていると睨む明墨たち。
その証拠を見つけるのは困難ですが、それならば3人の関係性を崩せばいいと明墨たちは考えます。
紫ノ宮はこの事件の中で、長い間疎遠となっていた父と向き合い真実を問いただそうとしました。
伊達原が語る明墨の過去
明墨は料亭で伊達原検事正に会っていました。第2話で明墨が検察の不正を暴いたことに伊達原は感謝の言葉を述べます。
しかし伊達原は、12年前の事件で死刑となった志水の冤罪を明墨が晴らすべく動いていることを知っていました。
志水を死刑にしたのは検察官時代の明墨であったことを伊達原は語り「全てが思い通りになると思うな」と警告します。
3人の関係性を崩す明墨たち
連続不同意異性交被害事件の容疑者である来栖礼二を弁護する明墨たちは、倉田と絵里と宇野弁護士の関係性を崩すべく行動を開始します。
まず明墨が宇野弁護士に接触。家族の存在をチラつかせながら明墨たちが用意した台詞を宇野に喋らせることに成功します。
次に赤峰が絵里に接触し、嘘の証言がバレた時に訪れる破滅の未来を警告しました。
父に向き合う紫ノ宮
紫ノ宮は父である倉田に接触し12年前の事件について問いただしますが、倉田は警察に冤罪や隠蔽などありえないと突き放します。
紫ノ宮は本心では今も父を愛しており、だからこそ優しかった昔の父に戻って欲しいと願っていました。
しかし何も聞き出すことができなかった紫ノ宮は、法廷で父と戦う決意を固めます。
仙道の裏切り
第二回公判の日、絵里の証人喚問が行われました。
その中で絵里は来栖が憎いあまり虚偽の証言をしたと告白し、警察の不法逮捕に協力したことをその場にいた人々の前で謝罪します。
実は3件目の事件当日に来栖にアリバイがあったことを明墨たちは絵里に伝え、彼女が倉田を裏切るように仕向けていました。
警察の不祥事が暴かれ、来栖の弁護士を降りた明墨は宇野弁護士に来栖の件を戻します。
事務所に現れる緋山
不祥事が暴かれ紫ノ宮は再び倉田を訪ねますが、彼女の目の前で倉田は千葉県警に逮捕されてしまいました。
紫ノ宮から電話を受けた明墨は、ややタイミングは早いものの逮捕自体には正当なものと紫ノ宮に伝えます。
その直後、明墨の事務所にかつて無罪にしたはずの緋山が現れます。
「例のものは手に入りそうですか」という明墨の問いかけに「はい」と答える緋山。
それを聞いた明墨は「ではそろそろ始めましょうか」と何かを決意するようにつぶやきました。
アンチヒーロー：第5話「因縁」の考察
【アンチヒーロー】第5話では紫ノ宮の父である倉田をめぐるドラマが描かれました。
そしてその倉田とも関わりのあった宇野弁護士に対して、明墨は奪い取ったはずの弁護を戻しています。
ここでは第5話での倉田が隠蔽しようとしていたものと、明墨が宇野に弁護を返した理由を考察します。
- 倉田はなぜ伊達原に従うのか？
- 明墨は宇野の改心を願っていた？
倉田はなぜ伊達原に従うのか？
紫ノ宮は12年前に起こった糸井一家殺害事件の時期から倉田が変わったと語っていました。
そして6年前に、明墨が倉田に何かを隠蔽したことを問い詰める場面を紫ノ宮は目撃しています。
第4話、第5話を通して伊達原がまるで倉田を静かに脅迫するような場面がありました。
このことから考えられるのは、12年前に倉田に隠蔽を指示したのは伊達原だということです。
伊達原がなぜそのようなことをしたのか、なぜ正義感の強い倉田が指示に従ったのかは不明です。
しかし作中にそのヒントがあり、伊達原は倉田に娘である紫ノ宮のことを尋ねていました。
伊達原にとって権力を使えば、弁護士である紫ノ宮を何らかの形で潰すことは難しいことではありません。
倉田が伊達原に従うのは、娘を守るためだと考えられます。
倉田の誠実な人柄を考えれば、12年前の隠蔽も誰かを守るために行った可能性があります。
明墨はなぜ宇野に弁護を返したのか？
絵里に虚偽の証言をさせ来栖を有罪にするという倉田の不正を暴くため、元々の倉田の弁護士であった宇野から明墨は弁護を奪い取りました。
しかし不正を暴いた後、明墨は宇野に来栖の担当を返しました。
不正を暴いたのでもう来栖の弁護をする必要がなくなったためと考えられますが、この行動の裏には他にも明墨の思惑が考察できます。
それは宇野の改心を明墨が願っていたということです。
宇野はこれまで、警察と繋がりを持つことで被告人を有罪にしてきました。そして家族があるにも関わらず不倫までしていました。
【アンチヒーロー】第4話、第5話では紫ノ宮と倉田の父娘のドラマが描かれています。そして宇野にも娘がいました。
第5話では明墨が「家族や娘さんのためにも働かなくてはなりませんよね？」と宇野に迫る場面があります。
一見すると明墨が宇野にプレッシャーをかけているように見えますが、父が不正に手を染めた可能性に悩む紫ノ宮を明墨は間近で見てきました。
それ故に宇野には改心して、娘に辛い思いをさせて欲しくないと願い弁護を返したと考えられます。
実は明墨は人情家なのかも！
アンチヒーロー第5話で残った疑問
第5話のラストでは緋山が再登場しました。緋山はなぜ再び明墨の前に現れたのでしょうか？
- 緋山も12年前の事件に関係ある？
緋山も12年前の事件と関係しているのか？
明墨との会話から、緋山は明墨のために何らかの行動を取っていると想像できます。
具体的な内容はわかりませんが【アンチヒーロー】の核となっているのは12年前の糸井一家殺害事件なので、それに関係することである可能性が高いです。
その場合は緋山も12年前の事件に関係しているのかという疑問が浮かびますが、現段階では不明です。
ただ事務所の人間ではなく緋山を使っていることを考えると、弁護士がやるには難しいことを指示していると考えることができます。
「なぜ緋山なのか？」にポイントがありそうですね。
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まとめ
本記事では【アンチヒーロー】の第5話についてストーリー紹介やネタバレ、考察を紹介しました。
- 志水を死刑囚にしたのは明墨。
- 明墨たちにより倉田の不正が暴かれる。
- 明墨は宇野に来栖の弁護を返す。
- 倉田が12年前に隠蔽したものの謎は不明のまま。
- 緋山が再登場し、明墨のために行動していることが示唆される。
この記事を読み【アンチヒーロー】に興味を持たれた方はぜひドラマをご覧ください。
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