この記事にはこの先のネタバレがあります。
【虎に翼】高等試験前に夫から離婚と言われ、三男とともに逃げた梅子はどうしていたのでしょうか。
裁判官となった寅子が家庭裁判所で再会します。
まさかの財産相続放棄で、自由になる展開に驚かされます。
- 梅子は寅子と家庭裁判所の遺言書検認で再会
- 高等試験前離婚はしてなかった
- 夫の死後愛人が遺言書を家裁へ
- 梅子は財産相続放棄し、嫁も母も放棄して自由になった
- 梅子と寅子やよね、轟との再会
- 梅子はこれからどうする?
これらについてネタバレを紹介、さらに今後の考察をしています。
梅子は寅子と家庭裁判所の遺言書検認で再会
梅子の夫の遺言書を家庭裁判所に持ち込んだのが愛人の元山すみれ、その検認のため、大庭家の家族が家裁を訪れ、寅子と再会しました。
最初はスンっとしていた梅子でしたが、轟法律事務所でこれまでのことを話します。
高等試験前離婚はしてなかった
高等試験に現れなかった梅子は、突然夫から離婚と言われ、三男の光三郎を連れて家を出ていたのですが、実際には離婚はしていませんでした。
10日ほどで見つかり家に連れ戻されていました。
夫が倒れて麻痺が残り、世話をする人が必要になりました。
梅子はそれでよかったと言っています。
1人では光三郎をちゃんと育てられなかっただろうというのです。
確かに母親1人では、大庭家と同じような生活や教育を受けさせることはできなったでしょう。
それなら寅子たちにそう言ってくれれば、と思うところですが、梅子は恥ずかしく連絡できなかったのでした。
夫の死後愛人が遺言書を家裁へ
夫の愛人のすみれは、財産のすべてをすみれに相続させるという内容の遺言書を家裁に持ち込みました。
遺言書が偽造であることを突き止めたのは轟とよねでした。
証人に話を聞こうと訪れた住所には全くの別人が住んでいて、証人を偽装したということは、当然遺言書は無効となります。
有印私文書偽造の罪に問われることもある、犯罪です。
梅子は財産相続放棄し、嫁も母も放棄して自由になった
梅子は、遺産相続はもちろん、嫁であることも母であることも放棄して家を出て、自由になりました。
遺言書の偽造を見抜いてい一安心と思ったの束の間、本当の家族での争いの方が、ある意味大変でした。
旧民法では家督相続で、長男がすべて相続していたこともあってか、長男の徹太は弟達と母に相続を放棄しろといいます。
二男の徹次は戦争でケガをしてい帰ってきて、働きもせずに食べているから、これ以上金はやらないといいます。
学生の三男光三郎は財産の管理はできないというのです。
あきれてよねが新しい民法の話で、妻が3分の1で、残りの3分の2を兄弟で分けるという話をしても、梅子は放棄してすべてを3等分するという二男です。
梅子は放棄しないといいます。
遺族同士の折り合いがつかないため、家裁に調停の申し立てを行いました。
調停でうまくいけば寅子の出番はないのですが、難しそうなようすです。
当時は、家制度が簡単に抜けていないため、長男が独り占めしようということが多かったそうです。
長男の嫁の世話にはなりたくないという祖母に、光三郎は祖母が母に命令や意地悪をしないという条件でOKしました。
梅子も涙し、うまくいきそうなところでしたが、その後、街ですみれと光三郎のいちゃついているところを寅子が目撃し、すみれと光三郎が親密であることがわかります。
純な光三郎はすみれをかわいそうな女性だから自分がしあわせにしたいと思っているのです。
しかし、すみれの態度にはかわいそうとは思えないところが見えて、恋は盲目というところでしょうか。
梅子はもう笑うしかなくなっていました。
結婚、家族の作り方、妻や嫁としての生き方、子育て、全部失敗したといいました。
財産だけでなく、嫁も母も全部捨てて出て行くと宣言しました。
梅子は、
民法第730条『直系血族並びに同居の親族は、互いに扶け合わなくてはならない』と、
兄弟で話し合い、誰かのせいにせず、自分の人生を生きて行こと言いました。
きちんと育ててあげられなくてごめんという言葉とともに。
730条、民法改正の時に、「わざわざ言葉にしなくても」と、ライアンや寅子が思ったことが、ここで生きてきましたね。
梅子と寅子やよね、轟との再会
よねと轟についてはこちら⇩
寅子と再会した時と同じように、大喜びする轟でした。
家裁での話の中で、寅子は、梅子がしっかり新しい民法を理解していることを知り、うれしかったといいます。
遺産相続問題では、轟とよねが梅子の力になり、解決しました。
梅子は轟法律事務所に居候しています。
寅子の女子部の仲間とどんどん再会しています。
こうなると涼子も登場するのではないかと期待してしまいます。
華族は廃止になり、財産をとられてもきっと強く生きて行くと思うのです。
そして涼子のおつきの玉、終わりの方では英語の本を読んでいましたが、彼女のその後も気になります。
梅子はこれからどうする?
6月29日更新の相関図で、梅子は旧姓に戻って、竹原梅子と記載されています。
大庭家とは完全に縁を切る決意の現れですね。
轟法律事務所に居候していますが、一緒に事務所を手伝うのかと思っていたら、甘味処の竹もとで働いています。
竹もとは、このドラマの中で重要な場所になっていますね。
寅子の母はるが桂場の言葉に憤慨して、寅子の女子部行きを応援してくれるようになった場所です。
そして何より、大学卒業後は竹もとで高等試験への勉強会をしていましたし、兄が朝鮮に帰ってしまった香淑は、住込みで働いていました。
竹むらのご主人夫妻は、寅子たちの力になってくれている、優しい方達ですね。
轟法律事務所に居候している梅子ですが、弁護士は轟1人なので、梅子は助手でなく、外で働くことにしたのでしょう。
まだまだ街には戦災孤児たちがいて、梅子は炊き出しを一手に効き受けているようです。
轟とよねは弁護士の仕事に力を入れることができます。
法律の知識を生かせる仕事に就くことも考えられます。
しかし、もう試験は難しいと思うかもしれませんが、法律にかかわる仕事は他にもあります。
また、家庭裁判所では調査官を募集していました。
家庭裁判所調査官は、専門的な知識や技法を使って、家庭の問題の解決や少年の立ち直りのために調査等を行う仕事です。
戦災孤児の問題もあって、多くの人材を必要としていて、大々的に募集していたといいます。
満州から引き揚げてきた人を積極的に採用するなど、ユニークな経歴の人もいたそうです。
梅子にぴったりなのではないかと思います。
法律の知識は深く、母としての包み込みような優しさは、調査官として力を発揮してきそうです。
さらにはじめは少年部だけだった調査官が家事部にも置かれるようになり、離婚の問題など、こちらも梅子向きですね。
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まとめ
【虎に翼】梅子のその後は家裁で寅子と再会し、財産相続放棄で自由になった経緯のネタばれです。
- 梅子と寅子と家庭裁判所の遺言書検認で再会しました。
- 高等試験に来なかった梅子は、離婚はせず、体が不自由になった夫の世話をしていました。
- 夫の死後愛人が遺言書を家裁へ提出しましたが、偽造であることがわかりました。
- 勝手なことばかり言う息子たちと姑、三男の夫の愛人の中を知って、もうお手上げだと思った梅子は、財産だけでなく、、嫁も母も放棄して自由になることを選びました。
- 梅子は、轟とよねのおかげで遺言書の偽造がわかりました。
- 梅子は轟法律事務所に居候しています。
- 梅子は竹むらで働いていますが、この先、法律関係の仕事をしていくのではないでしょうか。。
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