2024年前期の朝ドラ【虎に翼】日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長をとなった三淵嘉子をモデルにしたリーガルエンタテインメントです。
主人公の猪爪寅子(いのつめともこ)が、仲間たちと切磋琢磨して法を学んでいく姿が描かれています。
朝ドラ【虎に翼】には実在の人物をモデルにしたと思われる配役が見られます。
キャストとモデルを一覧表にしてみました。
- 【虎に翼】配役のモデル予想!
- 猪爪寅子のモデルは三淵嘉子
- 中田正子をモデルにした配役予想
- 久米愛をモデルにした配役予想
- 桂場統一郎のモデルは石田和外
- 穂高重親のモデルは穂積重遠
- オリジナルキャラの予想
これらをみていきましょう。
【虎に翼】配役のモデル予想!
1人の女性の実話に基づくオリジナルストーリーということで、公式に発表されているモデルとなった人物は三淵嘉子さんのだけですが、それ以外にもモデルとなった人物がちらほらいるようです。
寅子とともに法を学ぶ者、寅子たちを導いて行く者のモデルを予想して一覧表にしてみました。
役名 | 俳優 | モデルと思われる人物 |
---|---|---|
猪爪寅子 | 伊藤沙莉 | 三淵嘉子 |
桜川涼子 | 桜井ユキ | 中田正子 |
中山千春 | 安藤輪子 | 中田正子 |
山田よね | 土居志央梨 | 久米愛 |
久保田聡子 | 小林涼子 | 久米愛 |
桂場統一郎 | 松山ケンイチ | 石田和外 |
穂高重親 | 小林薫 | 穂積重遠 |
崔香淑 | ハ・ヨンス | オリジナル |
大庭梅子 | 平岩紙 | オリジナル |
次からは1人ずつみていきます。
猪爪寅子のモデルは三淵嘉子
ヒロイン猪爪寅子は、日本初の女性弁護士三淵嘉子さんをモデルとした、オリジナルストーリーです。
ドラマの寅子と三淵嘉子さんの大きな違いは、父親から、職業人になるようにすすめられていたところです。
父親は台湾銀行勤務で、三淵嘉子さんは、シンガポールで生まれています。
ニューヨーク勤務もああり、新しい考えの持ち主だったのです。
しかし、ドラマではお見合いさせられる中で結婚についての疑問を持って、理不尽な男女差別の法律を知って、法律を学びたいと思って行く過程が描かれていて、視聴者が共感できました。
母親の反対は同じだったようですが、ドラマでの母親が賛成に転じる場面は最高でした。
三淵嘉子さんの人生についてはこちらです。↓↓
中田正子をモデルにした配役予想
三淵嘉子さんの同時に女性初の弁護士となった中田正子さんをモデルとした人物は、桜川涼子と中山千春の2人予想されています。
桜川涼子
寅子の同級生で、華族の令嬢で、雑誌に取り上げられるほどの有名人です。
英語ができて成績優秀ですが、結婚の時間稼ぎといわれて否定しません。
家を継ぐための結婚を母にせかされ、雑誌にはオールドミスと書かれるなど、辛い状況が描かれています。
軍人の娘であった中田正子さんとの共通点は、英語が堪能で成績優秀だというところでしょうか。
弁護士になりたいという強い意志があったわけではないようですが、そこも同じかもしれません。
中山千春
女子部の一期生で寅子たちの先輩で、婚約破棄されたと泣き、何かとすぐ泣いていますが、女子部をやめることなく2人だけの3年生になりました。
泣いてはいても、弱くない人なのだと思います。
寅子と一緒に高等文官試験合格するという情報もあり、試験に合格するという点では中山千春がモデルなのかと思います。
それ以外の共通点はないようにみえますが、合格後の人生のモデルになっているのかもしれません。
中田正子はどんな人?
中田正子さんとは、どんな人だったのでしょう。
- 1910年、東京生まれ
- 軍人だが学問好きな父の影響を受けた。
- 女子経済専門学校で新渡戸稲造、吉野作造、我妻栄らに指導を受けて法律の道に進もうと思った。
- 日大選科生から明大女子部、明大法学に進んだ。
- 1937年高等文官司法科試験で、女性初の論述試験合格も、口述試験で不合格。
- 1938年三淵嘉子、久米愛とともに合格。
- 1939年結婚
- 1940年正式に弁護士となり、弁護士活動の他に法律相談も行った。
- 夫の故郷と鳥取で開業し、62年間続けた。
- 2002年心不全で死去
弁護士を志した理由について、はっきりした動機はなく、学問的興味で試験を受けたら合格してしまったと話しています。
男女差別の偏見に悩むことはあったとしても、ドラマの登場人物たちのような、特別な事情はなかったようですね。
久米愛をモデルにした配役予想
もう1人の三淵嘉子さんとともに合格した久米愛さんをモデルとした人物は、山田よねさんと久保田聡子さんの2人があげられています。
山田よね
寅子の同級生で男装、周りを寄せ付けない強い意志で、法律を学んでいます。
弁護士となって女性を助けたい思いや、男女差別への強い憤りの理由が明かされました。
貧しいゆえの現実に、恵まれた家庭の同級生たちは言葉を失いました。
スラックスでさっそうと歩くイメージということから、久米愛さんに近い印象もあるようです。
久米愛さんも、めぐまれた環境ではあったようで、そこは違うのかもしれません。
男装については脚本家のアイディアだとプロデューサーも話していて、オリジナルの部分が大きいと思われます。
久保田聡子
寅子の先輩で、2人残った一期生のリーダー的存在で、男っぽい話し方が気になります。
今のところ、久保田聡子がどのような人なのかは分かっていないのですが、寅子と一緒に合格するのが久保田聡子だという情報がありました。
小林涼子さんが演じていることから、この先、寅子との関わりが大きくなるのかもしれません。
久米愛はどんな人?
久米愛さんとはどんな人だったのでしょう。
- 1911年大阪生まれ
- 津田英語塾から明大女子部、明大法学部。
- 1938年三淵嘉子、中田正子とともに高等文官試験法科合格。
- 1946年明治大教授となり1969年まで務めた。
- 1950年日本婦人法律家協会設立。
- 市川房枝等と女性運動のリーダー。
- 1976年肝臓がんのため65歳で死去。
英語を生かして、日本人とアメリカ人とのトラブルを解決することなどありました。
スラックスにパンプスで、つかつか歩いているイメージと言われています。
桂場統一郎のモデルは石田和外
お弁当を届けに行って聞いてしまった「結婚したら女性は無能力者」の授業は桂場で、母が怒って寅子を応援することになった相手も桂場です。
1話で、戦後寅子が会いに行ったのも桂場でした。
石田和外さんが桂場のモデルと考える理由が、寅子が裁判官採用願を提出した時の人事課長だったのが石田和外だったことと、ある事件にヒントえた、これから出てくる事件の裁判官が石田和外さんだったことからです。
石田和外さんは、最高裁判所長官も務めた、その後の裁判に数多くの影響を与えた人です。
他にもう1人、女子部で教えていた草野豹一郎さんも、合わさっているのではと言われています。
名前が似ているのも一つの理由です。
桂場統一郎のモデルにいなった石田和外さんについて詳しくはこちらです。↓↓
穂高重親のモデルは穂積重遠
ドラマでは寅子の父親の恩師で、女子部に入るきっかけを作った穂高教授ですが、実際の三淵嘉子さんとは、女子部入学後に出会っているようです。
渋沢栄一の娘の子どもで、東京帝大法学部を卒業、海外留学もあり、裁判官のほか、当宮侍従長も務めています。
女性解放運動の支援も行い明治大女子部を創設した人物穂積重遠についてはこちらです。↓↓
オリジナルキャラの予想
寅子が行動を共にしている同級生は、あと2人います。
三淵嘉子さんのインタビュー等の記録から、家庭のある女性や留学生もいたということがわかっていて、オリジナルのキャラクターが生まれたようです。
崔香淑
朝鮮からの留学生で、日本で学んだ兄の勧めで女子部に入学しました。
日本語が堪能で、すぐにみんなと仲良くなりました。
戦争が進んでいくと、今後、どうなっていくのか心配です。
家族の写真を見ながら、表情が曇っている時がありましたね。
大庭梅子
最年長の同級生で、弁護士の夫と子どもが3人います。
少しだけ家庭の様子が見られましたが、夫にも子どもにもバカにされている様子が見られました。
これから詳しいことが明らかになっていくのでしょう。
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まとめ
【虎に翼】キャスト配役のモデルを一覧で紹介しました。
- ヒロイン猪爪寅子のモデルは、三淵嘉子です。
- 中田正子をモデルとしたと思われるのは、桜川涼子、中山千春です。
- 久米愛をモデルとしたと思われるのは、、山田よね、久保田聡子です。
- 桂場統一郎のモデルは石田和外です。
- 穂高重親のモデルは穂積重遠です。
- オリジナルキャストと思われる同級生は、大庭梅子と崔香淑です。
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