この記事には今後のネタバレを含んでいます。
【虎に翼】花岡の結婚相手は小高奈津子であることがわかりました。
とてもいい感じだった花岡と寅子ですが、どうして結婚しなったのか気になりますね。
朝ドラでは、ヒロインの初恋は実らないが多く、ずっとそばにいた人と結婚することがあります。
今回もそのパターンでしたね。
花岡が寅子と結婚しなった理由を徹底解説します。
この記事で分かること
- 花岡の結婚相手は小高奈津子!
- 花岡が寅子と結婚しなかった理由
- 花岡と寅子のその後
- 寅子と奈津子の出会い
これらを解説していきます。
目次
花岡の結婚相手は小高奈津子!
花岡が結婚するのは、父親の知人の紹介で出会ったという小高奈津子です。
それを寅子が知るのは、よねと轟と一緒に裁判所にいた時に偶然出会った時です。
佐賀地裁に勤務する花岡は東京での仕事のついでに、先輩たちに結婚の報告をしようと、婚約者とともに裁判所を訪れたのでした。
そこで突然3人に婚約者の小高奈津子さんと紹介しました。
はっきりと言っていないものの、お見合いですね。
花岡は轟に、これから彼女を誠心誠意愛し、間違わずに正しい道を進むと誓っています。
この時点では、本当はまだ、寅子への思いが残っていたのかもしれませんね。
自分への弁護の依頼がないことに加えて、この花岡の結婚が、寅子の「誰でもいいからお見合い相手探して」につながるのでした。
花岡が寅子と結婚しなかった理由は?
一言で言うと、花岡が、結婚や妻についての価値観を変えられなかったということだと思います。
よねと轟は、花岡に、寅子への仕打ちを責め、花岡がその理由を話しています。
周りの誰もがお似合いだと思っていた2人、一体どういうことなのか、詳しく解説します。
2人は付き合ってはいない!!
誰が見てもいい感じですが、2人は付き合っていたわけではなく、花岡が言うとおり、将来の約束をしていたわけではありません。。
当時は、特に、寅子たちのようなきちんとした家庭育った人たちにとって、結婚の約束なしでの交際はなかったのでしょう。
きっと、花岡は何度も「好き」だという言葉を言おうとして言えずにいたと思います。
寅子が合格した時の、だめでも俺がいる、というのは、たとえ合格できなくても自分の妻として支えて欲しいといことだったのかな?と思っています。
寅子は全く気にも止めていませんでしたが。
祝賀会での寅子の演説に一人だけ微妙な表情だったのは、ますますやめさせられないなと感じていたからかもしれません。
花岡が寅子を猪爪と苗字で呼び続けていたことも、気持ちをおさえようとしていた現れだと思います。
大学や職場では言いたいことをはっきりと話す寅子ですが、好きな人の前では、自分の気持ちを口にすることはできませんでした。
いや、もしかしたら、寅子は自分の恋心をはっきりとは認識してはいなかったのかもしれません。
妻には家にいて欲しかった
花岡が寅子と結婚ったしなかったのは、妻には内助の功を求め、家にいて欲しいと思っていたからです。
すでに働いている女性も多くいた時代ですが、花岡は、家にいて欲しいという考えを持っていました。
いわれのない誹謗中傷かもしれませんが、九州男児と言えば男尊女卑の悪いイメージがあります。
佐賀県出身の花岡はまっすぐで、女性は守るもの、家庭は妻に任せたい、という思いがあったのでしょう。
花岡が価値観を変えて、弁護士になった寅子とともに、頑張って家庭を築いていこうという気持ちになれなかったことが、花岡と寅子が結婚しなった理由なのだと思います。
寅子に弁護士をやめさせられないと思った
もしも、寅子が弁護士をやめて着いて行くと言った場合、大勢の人の思いを背負った寅子の、弁護士になるという夢を捨てさせることはできなかったといいます。
花岡に責任を負う勇気がないだけだろうというよねでしたが、よねは、寅子が弁護士をやめて花岡に着いて行ったとしたらどう思うのでしょう。
そんなことでやめるのかといいそうですよね。
でも、そんな矛盾したところによねの寅子への愛を感じました。
寅子と花岡、2人だけで花岡の裁判官としての出発を祝った日、「一緒について来て欲しい」は、何度も言いかけて飲み込んでしまった言葉なのでしょう。
もし、あの時ついて来てと言われたら、寅子は弁護士になることをやめて着いて行ったのでしょうか。
母や花江は、きっと、そうなると思って賛成しているように思います。
寅子はきっと悩むと思うのです。
花岡との結婚も弁護士としての夢も、どちらもという答えは、この当時では考えられなかったのでしょう。
花岡は、寅子を悩ませたくもなかったのかなと思います。
自分が悪者になって、寅子の夢を守ったのかもしれません。
花岡と寅子のその後
戦後、司法省で働いていた寅子は、ばったり花岡に会い勇気づけられます。
どうなりたいかは自分で選ぶしかないと、本当の自分を忘れないうちにと、女子部の寅子たちが編入した頃、花岡が梅子に言われた言葉でした。
寅子が渡そうとした板チョコ半分を、なりたい自分に反するからと受けとらなかった花岡ですが、子供たちにというと大事にしまっていました。
その後、花岡は闇で調達したものは一切食べずに、餓死してしまいました。
栄養失調で倒れてそのまま亡くなったというのです。
ぜひ、勇気づけてくれたお礼を言いたいと思っていた寅子は、かなりショックでした。
何が正しいことなのか、迷いながらも、花岡が守ろうとしたものを守っていくと誓う寅子でした。
寅子と奈津子の出会い
花岡の死後、妻の奈津子が寅子に会いに来ました。
寅子が渡したチョコレートのおかげで家族に久しぶりに笑顔が戻り、花岡が寅子に感謝していたというのです。
奈津子は、花岡が、子供達には寅子のように優しくて強い子に育ってほしいと言っていたことを告げます。
このことが家庭裁判所を実現させる原動力にもなりました。
奈津子の描いたチョコレートと、大人と子どもの手の絵が、家庭裁判所の壁にかけられます。
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まとめ
花岡の結婚相手は小高奈津子で、とたこと結婚しなかった理由を徹底解説します。
- 花岡と寅子は、周りから見てもとてもい感じでお似合いでしたが、付き合っていたわけではなく、将来の約束もしていません。
- 花岡が、妻には家にいて欲しいという価値観を変えられなかったことが、一番の理由です。
- 結婚するということは、寅子が佐賀に着いて行くということであり、寅子に弁護士の夢をあきらめさせることはできないと考えたのです。
- 寅子の選択に任せなかったのは、花岡の寅子を悩ませたくないという、優しさだったのかもしれません。
- 寅子は、戦後一度だけ花岡に再会し、勇気をもらいました。
- 花岡の妻の奈津子は、寅子に会いに来て、子供たちにもらったチョコレートのお礼を言い、花岡が寅子のように強く優しい子に育ってほしいと言っていたことを告げます。
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